今年も夏に行われたコマチュック大会の優秀選手で前橋市長杯に参加した。
優秀選手は18名だがセッピョルから選ばれた2名の選手はセッピョルチームで参加することになり選抜チームは16名での参加となった。
今年から大会が8人制になった。
例年のごとく東京駅で合流しバスで群馬ハッキョへ向かう。その間2時間くらいが子供たちにとって自己紹介の場となり、学校へ到着し練習をする頃には名前を憶えあっていて、練習初めの自己紹介を含めウォーミングアップもあまり必要性を感じないくらいだった。
これも恒例で練習はセッピョルチームとのトレーニングマッチ。
今年のセッピョルチームはコマチュックで旋風を巻き起こした素晴らしいチームだった。
選抜チームもセッピョルとの試合を楽しみにしていたが、セッピョルチームも選抜チームと試合で力試しが出来ることを楽しみにしていたようだった。
試合を前に、胸に刻まれた在日本朝鮮人サッカー協会のエンブレム、全国の代表として堂々と戦うこと、選抜チームとして戦えるようともに頑張ってくれた学校のチームメイト、父母、先生といろんな人たちへの感謝のお気持ちを胸に戦おうと約束して試合に挑んだ。
大会初日、選抜の相手は今大会優勝最有力候補の韓国クラブチーム選抜A。
言うならば選抜チーム同士の戦いだ。
試合開始から体格、スピードで上回る韓国チームに圧倒される形となった。
全てに1歩遅れる形で2失点、このままどこまで行ってしまうのかという流れだったが後半に入り、相手ボールを積極的に奪いに行くなか徐々にペースをつかみ1点を返した。もう少し早くペースをつかめていればもっと面白く試合が出来たと思った。
2試合目も開始早々の失点を最後まで返せず0:1で負けリーグ2敗で3位リーグへ進むことになった。
2日目から学生たちはチームがよくなったというよりサッカー、試合を楽しみ始めたように感じられた。声をだしコミュニケーションをとり動きだし、1歩が早くなる。そうするとサッカーは歴然と変わり、見る人は楽しく感じる。
応援に来られた父母たちも初日の結果を惜しみながらも2日目からの試合を楽しんでいた。2日目の試合にはセッピョルチームで出てい優秀選手2名が選抜チームで試合に参加した。
2~3日目は拮抗した試合をこなしながらどうにか勝ち進み最終試合の33位決定戦もPK戦の末勝つことが出来た。
初日にペースをつかみもう少し高いレベルで試合が出来ればもっと良かったと思う。
初日をどう戦うかが大会に参加する選抜チームの課題となった。
いつものことながら大会に選抜チームが参加できサッカーを学び楽しい時間を作るためご尽力頂いた群馬青年商工会、オモニ達、学校の先生方へ感謝の気持ちでいっぱいだ。
来年もより高いレベルでより楽しく学生たちがサッカー出来るよう協会として準備していきたいと考えている。
【大会期間成績】
9/13 VS 韓国クラブ連盟選抜A 1-2
VS RIP ACE SC 0-1
VS FC 杉野学園 5-2
9/14 VS いわきすずかけSSS 3-0
VS 名古屋FC 8-2
VS バンビーノSC 1-1
9/15 VS 前橋市選抜 5-3
33位決定戦
VS FC 杉の学園 1-1(PK4-3)