第3回東アジア中学生サッカー大会が9月13日から15日にかけて兵庫県淡路・佐野運動公園において開催され台湾、韓国からの参加チーム含め15チームの熱戦が繰り広げられた。
在日朝鮮中学選抜は第1回大会から3年連続の招待参加(実質的には本国の代表参加枠)である。
全国から選ばれた選手たちは大会前々日に集まり練習は大会前日のみ、これも恒例のことである。
今年は前年度優勝のヴィッセル神戸伊丹と同じグループだった。
優勝を目標にと練習試合に勝ち、第1戦も硬さは見えたが大差で勝利を収めた。初日にして2戦目がヴィッセルとの対戦を迎え、選手たちは頑張ったが2点差で負けた。
気を取り直し2日目を2勝し最終日の準決勝へ進む。
招待チームのポイント1位は韓国大新中学校、2位在日朝鮮中学選抜、3位台湾そして日本勢首位のヴィッセルが準決勝へと進んだ。
準決勝の相手は大新中学。
おおよそ韓国大新中学とヴィッセルとの決勝になるだろうとの予想であった。
ここで在日朝鮮中学選抜チームは奮起した。最終日の対戦を知ってか兵庫の同胞はもちろん大阪、京都、名古屋そして東京から駆けつけた同胞たちが見えた。
準決勝を1-0で勝利し決勝へ。グループ予選で苦杯をなめた選抜チームが同点に追いつく健闘を見せ盛り上げたがセットプレーに1-3の結果で決勝を終えた。
準優勝、健闘と言えるゲームだった。大会MVP(最優秀選手)、VP(優秀選手)は在日朝鮮中学選抜から選出された。
この大会を応援してくださった多くの同胞と大会参加にあたり協力してくださった兵庫、大阪、京都、広島、茨城、愛知、神奈川、東京のサッカー協会及びOB会、後援会の皆様、学校関係者並びに学父母の皆様に感謝いたします。
これからも在日本朝鮮人蹴球協会は学生たちの頑張りを見守りながら2020年オリンピックに在日同胞選手を代表として参加できるよう頑張る決意です。
★韓国大新中学は10月から行われる全国中学大会(64チーム)への出場権を獲得している強豪校
【大会期間成績】
9/13 VS AGUA姫路 9-0
VS VISSEL神戸伊丹 0-2
9/14 VS 龍野FC 3-1 (TM)
VS 鬼の城FC 14-0
VS SAGAWA 1-0
9/15 準決勝 VS 韓国大新中学 1-0
決勝 VS VISSEL神戸伊丹 1-3
優 勝 VISSEL神戸伊丹
準優勝 在日朝鮮中学選抜
3 位 韓国大新中学
4 位 台湾
大会MVP ハンヨンギ(東京第1)MF
VP チュサンホン(神奈川)GK